実務

ファクタリングのオンライン完結|24社の対応状況

「オンライン完結」は、ファクタリング各社のサイトでよく見る売り文句です。しかし、実際に来店や対面のやり取りなしで手続きが終わる会社が何社あるのか、そして「オンライン完結」を謳っていても受付時間の制約が残っていないか——ここまで確認して比較しているサイトは、当サイトが調べた範囲では見当たりませんでした。

このページでは、当サイト掲載24社の公式データを1社ずつ確認し、オンライン完結の可否(onlineComplete)と営業時間の公表状況(businessHours)という2つのフィールドを掛け合わせて集計しました(各社の公式サイトの確認日は、19社が2026年7月29日、2026年8月27日に追加した5社が同日です)。以下の内訳は、いずれもこの24社分のデータを当サイトが集計・算出したものです。結論から言うと、オンライン完結に対応しているのは24社中18社です。そしてこの18社の中にも、実際には特定の曜日・時間帯にしか対応していない会社が含まれます。さらに、オンライン完結にあたらず、営業時間の記載も確認できない会社が1社だけあります。

オンライン完結に対応しているのは24社中18社

まず内訳です。当サイトの集計では、申込から契約までの手続きの中に来店・訪問といった対面のステップが公式サイトの案内に含まれているか、そして非対面で手続きを終えられると読める案内があるかどうかで24社を分類しています。

オンライン完結 社数 該当社
対応(true) 18社 AGビジネスサポート、CoolPay(クールペイ)、DMCファクタリング、Easy factor、ファクネット、KENSHINファクタリング、KISマネジメント、labol(ラボル)、レバンタ、OTTI(オッティ)、ペイブリッジ、ペイトナー、プロテクトワン、QuQuMo(ククモ)、RFD、資金調達本舗、トラストゲートウェイ、財務再生支援センター
一部対応(false) 6社 ベストファクター、besus、エスコム、メンターキャピタル、ネクストワン、株式会社No.1

18社が対応、6社が一部対応という比率だけを見ると、オンライン完結はすでに業界の主流と言えます。ただし「オンライン完結」というラベルだけで会社を選ぶと、このあと見る2つの落とし穴があります。1つはオンライン完結でも受付時間に制約が残ること、もう1つは一部対応の6社の中に営業時間の記載まで確認できない会社が混ざっていることです。なお「一部対応」は、各社の個別ページの比較表と同じ表示に揃えたものです。来店なしでは一切手続きできないという意味ではなく、標準の案内に対面のステップが残っている、または全面的な非対面と言い切れないことを指します。

オンライン完結が「一部対応」の6社

一部対応(onlineComplete: false)の6社について、公式サイトのどこに対面のステップが残っているのかを確認しました。

  • ベストファクター:審査自体はオンラインで完了しますが、契約の段階で来社または担当者の訪問による面談が必要と案内されています。
  • メンターキャピタル:契約の締結方法をクラウド・来社・訪問の中から選ぶ形で案内されており、非対面での完結が前提になっていません。
  • ネクストワン:契約までの流れのページは、審査前の段階を来店または訪問による面談として説明しています(別ページには面談は不要という案内もあり、社内で記載が割れています)。
  • 株式会社No.1:契約までの流れの中の最終確認の段階で、来社または担当者の訪問が入ると注記されています。同社が別ブランドとして運営するEasy factorは、この集計ではオンライン完結(true)に分類されています。
  • エスコム:2社間ファクタリングのページでは、申込後の段階が面談・審査として案内されています。契約自体はオンライン契約(電子契約)にも対応するとされていますが、その手前の段階に対面を示す言葉が使われている点が、オンライン完結18社との違いです。
  • besus:公式サイト(besus.jp)には来店・訪問・面談を示す言葉が出てきません。ただし契約の方法(対面・郵送・オンラインの別)についての記載も見当たらず、非対面で手続きを終えられると読める案内がないため、一部対応として扱っています。上の5社とは理由が異なる点にご注意ください。

6社のうち4社(ベストファクター、メンターキャピタル、ネクストワン、株式会社No.1)は、来社・訪問・面談という言葉が公式サイトの案内に明確に出てきます。エスコムは、2社間の手続きページの一段階に面談という言葉が使われている状況です。besus は対面を示す言葉が出てこない代わりに、契約の方法についての記載自体がありません。いずれも、オンラインだけで完結すると読み取れない手続きとして当サイトの集計上はfalseとして扱っています。

一部対応だからといって、営業時間まで分からないとは限りません。この6社のうち5社は、営業時間そのものは公式サイトに掲載しています。

サービス 営業時間の公表
ベストファクター 10:00〜19:00(土日祝を除く)
besus 電話受付 平日9:30〜19:00(土日祝を除く)
メンターキャピタル 平日 9:30〜18:30(無料査定フォームは365日24時間受付と記載)
ネクストワン 9:00〜19:00(土日曜・祝日休み/メールでの問い合わせは24時間受付)
株式会社No.1 平日 9:00〜19:00(土日祝休)

来店や面談が要るとしても、少なくとも何曜日の何時に問い合わせればよいかは、この5社については公式サイトから読み取れます。残る1社(エスコム)は事情が異なります。営業時間の公表状況とあわせて、次の見出しで詳しく見ていきます。

「オンライン完結」でも受付時間の制約は残る

ここからが本題です。オンライン完結(true)に分類される18社のうち、公式サイトに具体的な営業時間を掲載しているのは14社です(onlineComplete と businessHours の2フィールドを当サイトが掛け合わせて算出)。いくつか例を見ると、オンライン完結という言葉から受ける印象と、実際の受付時間には差があることが分かります。

DMCファクタリングは、営業時間を10:00〜19:00(土・日・祝日を除く)としたうえで、フォーム・FAX・メールは24時間受付と案内しています。OTTI(オッティ)も同様で、営業時間は9:00〜19:00(定休日 土曜・日曜・祝日)としつつ、問い合わせ自体は365日24時間対応としています。

どちらも、24時間という言葉自体は公式サイトに出てきますが、それは申込フォームや問い合わせの受付についてのものです。審査結果の連絡や折り返し対応が実際に行われるのは、公表されている営業時間の枠内と考えるのが妥当です。オンライン完結は「来店しなくてよい」ことを意味しますが、「いつでも対応してもらえる」ことまでは意味しません。

営業時間を公表していない会社が5社ある

一方で、公式サイトに営業時間の記載そのものが見当たらない会社が5社あります。CoolPay(クールペイ)、エスコム、labol(ラボル)、ペイトナー、資金調達本舗です。

この「記載を確認できない」は、当サイトが2026年7月29日時点で公式サイト上に営業時間の表示を見つけられなかったという事実であり、その会社に営業時間が存在しないことや、24時間対応していることを意味するものではありません。単に、当サイトが確認できる範囲に公表がなかったというだけです。

5社のうち4社(CoolPay、labol、ペイトナー、資金調達本舗)はオンライン完結(true)に分類されています(この内訳も当サイトが2フィールドを掛け合わせて算出したものです)。つまりこの4社は、来店なしで手続きを終えられる一方で、問い合わせや審査の連絡がいつ行われるのかを公式サイトの記載からは読み取れません。

オンライン完結が「一部対応」で、かつ営業時間も分からない会社が1社ある

ここまでの2つの集計を重ねると、両方に該当する会社が1社だけ見つかります。エスコムです。

エスコムは、オンライン完結が一部対応にとどまり(onlineComplete: false)、かつ営業時間の記載も確認できない、この集計で唯一の会社です。2社間ファクタリングの手続きに面談・審査の段階が含まれる一方で、いつ問い合わせれば担当者につながるのかを、公式サイトの記載から読み取ることができません。

これは、2つの独立したフィールド(onlineComplete と businessHours)を当サイトが掛け合わせて算出した結果、初めて出てくる事実です。それぞれを別々に見ているだけでは気づきにくく、当サイトが確認した範囲では、この組み合わせを指摘している比較サイトは見当たりませんでした。なお、これはエスコムに問題があると評価するものではありません。2026年7月29日時点で当サイトが確認できなかったという記録であり、公式サイトが今後更新される可能性もあります。申し込みを検討する場合は、電話またはフォームで営業時間を直接確認することをおすすめします。

書類の提出方法とオンライン完結は別の話

ここまで「オンライン完結」を軸に見てきましたが、この言葉は「書類を電子データで提出できるか」とは別のことを指している点に注意が必要です。

オンライン完結(true)に分類されるトラストゲートウェイを例に見てみます。申込みはスマートフォンで撮影した請求書の写真を送るだけで完了すると案内されていますが、契約の段階では商業登記簿謄本・印鑑証明書・決算書コピーなど、紙で発行される書類が必要と案内されています。それでも対面せずに契約を締結できるクラウド契約の枠組みがあるため、この集計ではオンライン完結(true)として扱っています。つまりオンライン完結は、必要書類の点数や種類の少なさを意味するものではありません。必要書類そのものの内訳はファクタリングの必要書類は何点かで23社分をまとめています。

逆の組み合わせもあります。エスコムやネクストワンは、契約書そのものはクラウドサインによる電子契約に対応すると案内されています。それでもこの集計でオンライン完結(false)に分類されるのは、契約の手前にある審査や面談の段階に、来店・訪問といった対面のステップが案内されているためです。電子契約に対応していることと、手続き全体がオンラインで完結することは、必ずしも同じではありません。

契約時に印鑑証明書や登記事項証明書といった書類が必要になる会社は他にもあり、こうした書類は郵送でのやり取りになることが多いため、債権譲渡登記とはで扱った登記まわりの実務ともあわせて確認しておくと、契約直前の書類集めで慌てずに済みます。

申し込む前に確認しておくこと

ここまでの集計をふまえると、確認しておくべきことは次の3点です。

  1. 「オンライン完結」の中身を確認する——来店が不要というだけで、審査・契約・入金のすべてが常時対応というわけではありません。特に急いでいる場合は、営業時間内に申し込めるかどうかを確認してください。急ぎの資金化については即日・最短入金のガイドにまとめています。
  2. 営業時間が非公表の会社は、電話またはフォームで直接確認する——CoolPay、エスコム、labol、ペイトナー、資金調達本舗の5社は、当サイトが確認した範囲では営業時間の記載が見当たりませんでした。申し込み前に確認しておくと、当日中の入金を狙う場合に見込み違いを避けられます。
  3. 必要書類は審査時と契約時に分けて確認する——オンライン完結の会社でも、契約段階で印鑑証明書や登記関連の書類を求められることがあります。詳しくはファクタリングの必要書類は何点かをご覧ください。

なお、オンライン完結や営業時間の公表状況は、審査の通りやすさとは別の軸です。審査通過率の公表状況についてはファクタリングの審査通過率で24社分を集計しています。手数料の実際の負担は、料率だけでなく支払サイトを踏まえないと見えません。実質年率シミュレーターで年率換算すると、他の調達手段とのコスト感を比較できます。

**この集計は各社の公式サイト表示にもとづくものです。確認日は、掲載24社のうち19社が2026年7月29日、2026年8月27日に追加した5社が同日です。**オンライン完結の可否や営業時間の記載は、各社の公式サイト更新によって変わる可能性があります。申し込み前には最新の案内を確認してください。また、この記事は特定の会社を評価するものではなく、公表状況を整理したものです。税務・法務にまたがる個別の判断は、税理士や弁護士など専門家に相談することをおすすめします。

よくある質問

「オンライン完結」とはどういう意味ですか?

当サイトの集計では、申込から契約までの手続きの中に来店・訪問といった対面のステップが公式サイトの案内に含まれておらず、かつ非対面で手続きを終えられると読める案内がある場合を、オンライン完結(onlineComplete: true)として扱っています。掲載24社のうち18社がこれに該当し、残る6社は契約時などの案内に来店・訪問・面談という言葉が出てくるか、非対面で完結すると読める記載が見当たりません。書類を電子データで提出できるかどうかとは別の軸として扱っている点にご注意ください。

オンライン完結が「一部対応」の6社はどこですか?

ベストファクター、besus、エスコム、メンターキャピタル、ネクストワン、株式会社No.1の6社です(当サイトの比較ページと同じ「一部対応」という表示に揃えています)。このうちベストファクター・ネクストワン・株式会社No.1は契約時の面談や最終確認に来社または訪問が入ると公式サイトに案内されています。残る3社は事情が異なり、メンターキャピタルは契約の締結方法をクラウド・来社・訪問の中から選ぶ形で案内されており、エスコムは2社間ファクタリングの手続きの一段階が面談・審査として案内されている一方、契約自体はオンライン契約にも対応するとされています。besus は対面を示す言葉こそ出てきませんが、契約の方法(対面・郵送・オンラインの別)についての記載が公式サイトに見当たらず、非対面で完結すると読める案内がありません。6社とも「来店なしでは一切手続きできない」わけではなく、標準の案内に対面のステップが残っている、または全面的な非対面と言い切れないという意味での「一部対応」です。

営業時間を公表していない会社は24時間対応ということですか?

そう判断することはできません。当サイトが2026年7月29日時点で確認した範囲では、CoolPay(クールペイ)、エスコム、labol(ラボル)、ペイトナー、資金調達本舗の5社について、公式サイト上に営業時間の記載を確認できませんでした。これは当サイトが記載を見つけられなかったという事実であって、24時間対応していることや、営業時間が存在しないことを意味するものではありません。

オンライン完結で、かつ営業時間も分からない会社はありますか?

当サイトの集計では見当たりませんでした。営業時間の記載が確認できない5社のうち4社(CoolPay、labol、ペイトナー、資金調達本舗)はオンライン完結(true)に分類されています。オンライン完結が一部対応(false)で、かつ営業時間の記載も確認できないのはエスコムの1社だけで、この記事で扱う2つの集計が重なる唯一の例です。

「オンライン完結」の会社なら契約書類もすべて画面上だけで用意できますか?

必ずしもそうとは限りません。オンライン完結(true)に分類されるトラストゲートウェイでも、契約の段階では商業登記簿謄本・印鑑証明書・決算書コピーといった紙で発行される書類が必要と案内されています。オンライン完結は主に、契約までの手続きに来店・訪問といった対面のステップが無いかどうかを指すもので、必要書類の点数や種類が少ないことを意味するものではありません。

この集計はいつ時点のものですか?

当サイト掲載24社の公式サイト表示を確認した内容にもとづきます(各社の公式サイトの確認日は、19社が2026年7月29日、2026年8月27日に追加した5社が同日です)。オンライン完結の可否や営業時間の記載は各社の公式サイト更新によって変わる可能性があるため、申し込み前には最新の案内を確認してください。