事業者向けビジネスローン

ビジネスローン比較

無担保・事業者専用のビジネスローンを、実質年率・融資限度額・申込対象・融資までの時間で比較します。 数字はすべて各社の公式サイトに記載があるものだけを載せ、出所を各詳細ページに明示しています。

掲載の範囲

このページで扱うのは無担保で、事業者専用の商品だけです。 不動産担保ローン(限度額〜5億円・審査3日程度)は商品性が大きく違うため並べていません。 また「安定した収入がある方」を対象とする個人向けカードローンは、 事業資金への利用可否が商品ごとに異なるため掲載していません。

提携の有無にかかわらず、条件を確認できた商品は掲載しています。 金利が最も低い層は銀行系であり、そこを外した比較は利用者にとって不完全になるためです。

サービス実質年率融資限度額対象融資まで貸付の根拠
あんしんワイドGMOあおぞらネット銀行株式会社年0.9%〜14.0%10万円〜1000万円法人最短2営業日銀行免許
PayPay銀行 ビジネスローン(法人向け)PayPay銀行株式会社年1.8%〜13.8%10万円〜1000万円法人最短翌営業日銀行免許
PayPay銀行 ビジネスローン(個人事業主向け)PayPay銀行株式会社年1.8%〜13.8%10万円〜1000万円個人事業主最短翌営業日銀行免許
AGビジネスサポート 事業者向けビジネスローンAGビジネスサポート株式会社年3.1%〜18.0%50万円〜1000万円法人 / 個人事業主最短即日貸金業登録
アコム ビジネスサポートカードローンアコム株式会社年12.0%〜17.9%1万円〜300万円個人事業主最短即日貸金業登録

ビジネスローンとは

ビジネスローンは、事業資金を対象とした無担保の融資です。銀行のプロパー融資や 信用保証協会付融資に比べて審査が速く、決算書の提出が不要な商品もあります。 その代わり金利は高めに設定されるのが一般的で、当サイトが確認した範囲でも 上限は年13.8%〜18.0%に分布しています。

借入である点が、ファクタリングとの決定的な違いです。ファクタリングは売掛債権を売却する取引なので返済義務が生じませんが、 ビジネスローンは借りた元本に利息を付けて返します。 売掛金があるかどうか、返済原資の目処が立つかどうかで、 そもそも土俵が変わります。両者の法的な違いはファクタリングとはで整理しました。

上限金利が18%前後に集中する理由

比較表を見ると、上限金利が13.8%〜18.0%の狭い範囲に収まっていることに気づきます。 これは偶然ではなく、利息制限法が元本の額に応じて上限を定めているためです。

元本の額利息制限法が定める上限
10万円未満年二割(20%)
10万円以上100万円未満年一割八分(18%)
100万円以上年一割五分(15%)

同法第1条は、これを超える部分について「その超過部分について、無効とする」と定めています。 さらに出資法第5条第2項は、業として金銭の貸付けを行う場合に年20%を超える利息の契約をしたときは 刑事罰の対象になると定めています。

ここから実務的に重要な帰結が出ます。「上限18.0%」と表示されていても、 100万円以上を借りる場合の上限は法律上15%に下がります。表示されている上限がそのまま適用されるのは、10万円以上100万円未満の帯だけです。 逆に言えば、少額であるほど高い料率が適用されうるということでもあります。 少額を借りるときは率ではなく利息の実額で判断してください。

銀行系とノンバンク系で、金利帯がはっきり分かれる

当サイトが確認した範囲では、貸付の根拠によって金利の水準が明確に分かれました。

  • 銀行免許にもとづく貸付:下限0.9%〜1.8%/上限13.8%〜14.0%
  • 貸金業登録にもとづく貸付:下限3.1%〜12.0%/上限17.9%〜18.0%

差が大きいのは上限側です。下限は「最も条件の良い場合」の提示にすぎませんが、 上限は実際に振れうる水準です。たとえば500万円を借りて上限まで振れた場合、 13.8%と18.0%では年間の利息が21万円変わります。 下限の低さで並べ替えるより、上限を負担できるかで足切りするほうが実務的です。

ただし銀行系には別の制約があります。営利法人に限られる、業歴2年以上が必要、 その銀行の口座がないと融資まで日数がかかる、といった条件です。金利が低い商品ほど、対象が狭いという関係になっています。

見落とされやすいのが業歴と年齢の要件

「法人・個人事業主が対象」と書かれていても、その手前に足切り条件があることがあります。 当サイト掲載商品で公表されているものを並べます。

  • 業歴2年以上または2期終了:PayPay銀行(法人向け)
  • 業歴1年以上:アコム ビジネスサポートカードローン(個人事業主のみ)
  • 代表者20歳以上69歳以下:PayPay銀行(法人向け)
  • 法人75歳まで/個人事業主69歳まで:AGビジネスサポート
  • 営利法人のみ(個人事業主は不可):GMOあおぞらネット銀行 あんしんワイド

創業から日が浅い事業者にとっては、金利より先にここが壁になります。業歴要件を明示していない商品もありますが、記載がないことは要件がないことを 意味しません。申し込み前に確認してください。

貸金業登録があるかどうかの見方

ノンバンクが貸付を行うには貸金業の登録が必要で、無登録営業は刑事罰の対象です。 登録番号は金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで無料で照合できます。 番号の括弧内の数字は更新回数で、貸金業登録は3年ごとの更新制のため、 回数が多いほど営業年数が長いことの目安になります。

一方、銀行は銀行免許にもとづいて貸付を行うため、貸金業登録はありません。登録貸金業者の検索で銀行が見つからないのは正常です。ここを取り違えると 判断を誤るので、当サイトでは各詳細ページに「貸付の根拠」を明示しています。 悪質な業者の見分け方そのものは違法・悪徳ファクタリング業者の見分け方で扱っています。

金額帯で候補を絞る

金利や審査スピードを比べる前に、自分の必要額で候補が絞れることがあります。

  • 10万円未満:掲載商品では1万円から使えるアコムのみ
  • 10万〜300万円:ほぼすべてが守備範囲。ここは金額では絞れないので、金利と申込条件で選ぶ
  • 300万円超:アコム(上限300万円)は対象外
  • 法人で、金利を最優先:銀行系2行。ただし業歴と口座の条件を満たす必要がある
  • 個人事業主:GMOあおぞらは対象外。残る3商品から選ぶ

比較するときの注意

  • 上限金利は横並びになりやすい。利息制限法の制約があるため、 上限は年18%前後に集中します。下限金利は「最も条件の良い場合」の提示であって、 自分の案件がその水準になるとは限りません。
  • 「融資まで」は前提条件で変わる。たとえば銀行系では、 その銀行の法人口座を既に持っているかどうかで日数が大きく変わります。 各詳細ページに条件を明記しています。
  • 業歴と年齢で対象外になることがある。「法人・個人事業主が対象」と書かれていても、業歴2年以上や代表者の年齢制限が 別に設けられている場合があります。
  • ビジネスローンは借入である。返済義務が生じる点で、 売掛債権を売却するファクタリングとは性質が異なります。 返済計画とあわせて検討してください。

よくある質問

ビジネスローンとファクタリングはどちらが良いですか?

性質が違うので優劣では比べられません。ビジネスローンは借入なので返済義務が生じ、審査では事業の返済能力が見られます。ファクタリングは売掛債権の売却なので返済義務は生じず、審査では主に売掛先の信用力が見られます。売掛金がある場合はファクタリングという選択肢が生まれますが、コストは支払サイトの長さによって変わります。手元に売掛金がない、あるいは長期の運転資金が必要という場合はビジネスローンが対象になります。

ビジネスローンの金利の上限はどれくらいですか?

利息制限法第1条が元本の額に応じて上限を定めており、元本10万円未満で年20%、10万円以上100万円未満で年18%、100万円以上で年15%を超える部分は無効とされています。したがって表示上の上限が18.0%であっても、100万円以上を借りる場合に適用できる上限は15%です。加えて出資法第5条第2項は、業として貸付けを行う者が年20%を超える利息の契約をした場合を刑事罰の対象としています。

創業したばかりでも借りられますか?

商品によります。当サイト掲載商品では、PayPay銀行(法人向け)が同一事業で2年以上または税務署2期終了、アコムのビジネスサポートカードローンが業歴1年以上を条件としています。GMOあおぞらネット銀行のあんしんワイドは業歴要件を明示していませんが、申込日の属する月の前月から遡って2カ月以上連続した入出金明細情報を求めているため、口座開設直後の申し込みは想定されていません。業歴要件を明示していない商品もありますが、記載がないことは要件がないことを意味しません。

個人事業主でも申し込めますか?

商品によって分かれます。当サイト掲載5商品のうち、個人事業主が対象なのは3商品です。GMOあおぞらネット銀行のあんしんワイドは「営利法人であること」を条件としており、個人事業主は対象外です。逆にアコムのビジネスサポートカードローンは法人化していない事業代表者が対象で、法人は申し込めません。比較表の「対象」欄で確認してください。

無担保・保証人不要と書かれていれば、代表者の保証も不要ですか?

そうとは限りません。AGビジネスサポートは担保不要としたうえで「原則不要。ただし、法人の場合は代表者様に原則、連帯保証をお願いします」としています。PayPay銀行(法人向け)も担保は不要としつつ「連帯保証人の設定が必要である場合、実質的な連帯保証人の本人確認が必要となる」と条件付きの書き方です。法人と個人の財布を分けている場合、代表者個人が連帯保証を負うかどうかは確認しておくべき点です。

ビジネスローンの会社が登録貸金業者の検索で見つかりません。問題ですか?

相手が銀行であれば正常です。銀行は銀行免許にもとづいて貸付を行うため、貸金業の登録はありません。一方でノンバンクが貸付を行うには貸金業の登録が必要で、無登録営業は刑事罰の対象です。したがって「見つからないこと」が問題になるかは、相手が銀行かノンバンクかによって変わります。当サイトは各詳細ページに「貸付の根拠」を明示しているので、そちらで区別してください。

※ 当サイトは広告(アフィリエイト)収益で運営しています。掲載条件は各社の公式サイトの記載を 出所としていますが、最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。 ビジネスローンは借入であり、返済義務が生じます。